2008年
06月25日(水曜日)
片翼の瞳 上 (1)
![]() | 片翼の瞳 上 (1) (2007/10) ナナセ 商品詳細を見る |
禁断の切ない愛。
幼い頃から密かに心を惹かれていたのは、兄だったから。
手の届くところにいて、境界線は越えられない。
瞳というのは主人公の名前なんだけど、片翼(翼が片方だけにしか
ないので羽ばたけない)っていうニュアンスが伝わるタイトルが、
なんともいえなくない?
本来ならばお互いにガールフレンド、ボーイフレンドを作り、それを
祝福してあげなければならない立場。
でも、この世の中で本当に愛してしまった異性が兄、妹だったら?
うーん、私と亮介兄さんの場合はお互いに子どもの部分が大きい
のでなかなかこんなふうにはならないけど、
こんな例は本当にあってもおかしくないと思う。
いけないとわかっているからこその心の葛藤。
読んでいてその細やかな心の動きに読者もいっしょに揺り動かされ
る。
きっと悲しい結末になるのだろうという悲哀感に寄り添われつつ読
むので、そこがまたひと味違う。
それでもそんな予感に裏切られ、ハッピーエンドになることを願って
読んでほしい。
恋すること、愛することってすてきなことだって、ほんとに思った。


