2008年
02月05日(火曜日)
第2章 ヨーロッパ諸国 1 パリへ
コーヒーが注がれ、配られた夜具の毛布をかぶってじっとると、
何だか大変な事になったという気がしてきた…
ちょっと人さらいにさらわれて、遠い、知らない国へ連れて行かれるみたい…
日本でのこの10年あまりの思い出あれこれ押し寄せて
涙さえ浮かんできた。
今、すべてを置き去って新しい人生に向かって出発。
ポーン、ふんわり雲の上。
日本がぐんぐん遠ざかって行く…
さて、まだあどけなさを漂わせた女の子がひとり、
何食わぬ顔を装いながらも、オロオロ、キョロキョロ、
外国便の上でトイレに立ったり、窓の外を見つめたりしていたら
何が起こるでしょう、時として。
後ろの席の、ヘルメットを大事そうに抱えていた日本人の男の子たちが
話しかけてきた。
「どちらまでですか?」
「はい、あの、パリのお友だちに会いに。
空港まで迎えにきてくれるはずなんです。」
(ウソウソ! 誰も頼る人がいないなんて、重すぎてとても言えないよ…
(;・∀・)
もちろん一応、亮介兄さんと堅朗クンには手紙を出した。
だけど、放浪の旅に出てしまっているかもしれず、たぶん届いてない)
その人たち、むこうで中古のバイクを買って、
ヨーロッパ一周の旅に出るんだって。
彼らの爽やかな若者らしさが、私を救ってくれた。
「でも急だったんで、到着時間を書いた手紙が間に合ったかどうか
心配なんです。
もし会えなかったら、さしあたりユースホステルに行くつもりです。
そこへ行けば旅慣れた日本人がたくさんいて、いろいろ教えてくれる
でしょう?」
「あれ、僕たちもね、まずパリでワークキャンプに参加する予定なんですが、
最初の日はユースホステルへ行くんですよ。
その友だちが来ていなかったら、いっしょにユースへ行きましょう。」
(やったー! ヽ(´ー`)ノ )
夜中に目が覚めると飛行機の外は雲の海。
遠く太陽の光の当たる部分だけが白銀色に輝いて浮き上がり、
朝の面積を増している。
ビートルズはアビーロードの “ヒア カム ザ サン” が聞こえてきそう…
窓ガラスに額をくっつけたまま飽きずに外界の変化に見入っていると、
真っ蒼な海の果て、はるか前方に陸の始まりが現れ、
輝いてまぶしいほど白一色のアラスカ氷山連と平野が、
人の足跡ひとつ許さぬ崇高なまでの威厳をたたえて眼下に広がった。
♪ 今、私の願いごとが、叶うならば翼がほしい
この背中に白い翼、できるならばつけてください
あの大空に翼を広げ、飛んで行きたいの
悲しみのない自由な空へ 翼はためかせ
行きたい
私は今、鳥。
そして見下ろしているのが、私の住んでいる、本物の地球!
1974年8月28日、地上は晴天なり。
飛行機が速度を落とし、安全ベルト着用指示のアナウンスがあると、
いよいよパリのオルリー空港に到着だ。
地上に足を下ろすと、いるいる…
さまざまな髪の色、目の色、肌の色の人々が、アナウンスの声の交差する
中、空港のロビーや通路を大きな荷物を引きずって行ったり来たりしている。
私にはちんぷんかんぷんの言葉も、あちこちで飛び交っている。
゚・*:.。. .。.:*・゜ 空 ファンタジー ゚・*:.。. .。.:*・゜

夜の地平線 右上は月

アラスカ上空

同じような写真だけど、空の美しさを見て!

雲海 ほんとに私、”雲の上の人”

霞のベールの下に、緑の地表が…

何だか大変な事になったという気がしてきた…
ちょっと人さらいにさらわれて、遠い、知らない国へ連れて行かれるみたい…
日本でのこの10年あまりの思い出あれこれ押し寄せて
涙さえ浮かんできた。
今、すべてを置き去って新しい人生に向かって出発。
ポーン、ふんわり雲の上。
日本がぐんぐん遠ざかって行く…
さて、まだあどけなさを漂わせた女の子がひとり、
何食わぬ顔を装いながらも、オロオロ、キョロキョロ、
外国便の上でトイレに立ったり、窓の外を見つめたりしていたら
何が起こるでしょう、時として。
後ろの席の、ヘルメットを大事そうに抱えていた日本人の男の子たちが
話しかけてきた。
「どちらまでですか?」
「はい、あの、パリのお友だちに会いに。
空港まで迎えにきてくれるはずなんです。」
(ウソウソ! 誰も頼る人がいないなんて、重すぎてとても言えないよ…
(;・∀・)
もちろん一応、亮介兄さんと堅朗クンには手紙を出した。
だけど、放浪の旅に出てしまっているかもしれず、たぶん届いてない)
その人たち、むこうで中古のバイクを買って、
ヨーロッパ一周の旅に出るんだって。
彼らの爽やかな若者らしさが、私を救ってくれた。
「でも急だったんで、到着時間を書いた手紙が間に合ったかどうか
心配なんです。
もし会えなかったら、さしあたりユースホステルに行くつもりです。
そこへ行けば旅慣れた日本人がたくさんいて、いろいろ教えてくれる
でしょう?」
「あれ、僕たちもね、まずパリでワークキャンプに参加する予定なんですが、
最初の日はユースホステルへ行くんですよ。
その友だちが来ていなかったら、いっしょにユースへ行きましょう。」
(やったー! ヽ(´ー`)ノ )
夜中に目が覚めると飛行機の外は雲の海。
遠く太陽の光の当たる部分だけが白銀色に輝いて浮き上がり、
朝の面積を増している。
ビートルズはアビーロードの “ヒア カム ザ サン” が聞こえてきそう…
窓ガラスに額をくっつけたまま飽きずに外界の変化に見入っていると、
真っ蒼な海の果て、はるか前方に陸の始まりが現れ、
輝いてまぶしいほど白一色のアラスカ氷山連と平野が、
人の足跡ひとつ許さぬ崇高なまでの威厳をたたえて眼下に広がった。
♪ 今、私の願いごとが、叶うならば翼がほしい
この背中に白い翼、できるならばつけてください
あの大空に翼を広げ、飛んで行きたいの
悲しみのない自由な空へ 翼はためかせ
行きたい
私は今、鳥。
そして見下ろしているのが、私の住んでいる、本物の地球!
1974年8月28日、地上は晴天なり。
飛行機が速度を落とし、安全ベルト着用指示のアナウンスがあると、
いよいよパリのオルリー空港に到着だ。
地上に足を下ろすと、いるいる…
さまざまな髪の色、目の色、肌の色の人々が、アナウンスの声の交差する
中、空港のロビーや通路を大きな荷物を引きずって行ったり来たりしている。
私にはちんぷんかんぷんの言葉も、あちこちで飛び交っている。

夜の地平線 右上は月

アラスカ上空

同じような写真だけど、空の美しさを見て!

雲海 ほんとに私、”雲の上の人”

霞のベールの下に、緑の地表が…
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