2008年
06月24日(火曜日)
2−21 スクールライフ
この3週間のコースは、生きた英会語片言取得、パブ巡り、テムズ河
下り、シェークスピア劇場での観劇、ロンドンのコンサート、セントジャ
イルズ フェア、いくつものパーティーのうちにまたたく間に終わってし
まった。
クラスの担任は、カナダ人の美人教師、シンディー。
日本式の ”先生” という呼び方は、ヨーロッパ、アメリカではタブーで、
「ティーチャー!」 と尊敬のつもりで呼ぼうものなら、
「私にはこれこれという名前がちゃんとあります!」 と怒られてしまう
そう。
先生と生徒に限らず、年上であろうと年下であろうとみんな呼び捨て
なので、初めは変な気がしたけど、
慣れるとなかなか親しみがあっていいんよ。
ただ、日本人同士で 「みや!」 だの 「さだお!」 なんて呼び合って
いると、恋人同士みたいでハッと気恥ずかしくなったこともある
けど、(私だけかぁ (´-`).。oO)
生意気な男子を呼び捨てにできるのはいい気分。
でもそこで日本の “さん付け” はいいなあと思うようにもなった。
恋人であれ夫婦であれ、“○○さん” と恥らって呼んでみるところに
デリケートな心模様が伺えるというもの。
呼び捨てには
”どんなに親しくても人はそれぞれ別個の人格である”
という、微かな尊敬の色味を添えた微妙な距離感のようなものがない
ような気がするんだ。
上の人も下の人も男女も関係なく、みんな平等ですっごく親しいって
いうのもいいかも知れないんだけど、
呼び方ひとつでその人とその人の間にある、それぞれ雰囲気の違う
空気がパシャッと消えてなくなってしまうような…。
うまく説明できないけど、味気ないっていうのかなー…
ウン、一言で済ますならそんな感じ。
日本で女が男の人、特に上司や先生を呼び捨てにしたら、きっと特別
な関係と思われるか、そうでないなら 「生意気だ」 って言われるよね!
英語に「行ってらっしゃい」「いただきます」「ごちそうさま」「ごくろうさま」
がないのも、何か物足りない気がした。
「グッド デイ!」 (いい一日を!) とか言ったりすることもあるけど、
それは 「いってらっしゃい」 のように決まった言い方ではなくて、
「バーイ」 (さよなら) とか 「スィーユー」 (またね)、
「おかえりなさい」 も、「 ハーイ」 (やあ) 、「ごちそうさま」 も
「サンキュー」 (ありがとう)など、他の場面でも使う言葉と共用してい
る。
こういう、その時その時にピッタリの気持ちをさり気なーく表す日本の
言葉って、いいよね。
シンディーはさすがに初心者クラス担当。
言葉でわからないところを実演で理解させよとしてか、実に表情と
ジェスチャーが豊かな先生だった。
鼻の下にうっすらと生えたうぶ毛をそのままにしていたので、なぜそう
なのか聞いてみたかったけれど、ぐっとがまん。
外人女性の中にはよくそういう人がいた。
特にイスラム圏の女性は肌に刃物をあてるのを禁じられているとかで、
彫りの深い端整な顔立ちに黒ヒゲは、奇妙なものがある。
彼女たちにとっては自然で少しも変ではなく、変に思う方が変なんだ
ろうね。
もっとびっくりしたのは、ノースリーブを着た時に、外国人女性の中に
は脇の下が自然のままになっている人がかなりいたこと! (◎皿◎)
基準ておもしろいね。
誰が決めるんだろう。
おっちょさんたちの家庭滞在先のお昼に呼ばれて出された、ご飯を
牛乳で煮て、いちごジャムを乗せていただくお料理にもびっくりしたけ
ど。
そういえば、メキシコ人の仲間に呼ばれてメキシコ料理をごちそうにな
った時は、茹でた小豆にタバスコをかけて食べていたのに驚いた。
彼らにしてみたら、小豆を砂糖で煮てあんこにすることの方がずっと
「ゲーッ」って感じかもしれないね!
シェークスピア劇場にての観劇には、日本人参加者全員揃って申し
合わせたように正装。
いつもとおんなじシャツに、今は貸し自転車のペダルに引っかけて継
ぎ当て付きの胸当てジーパンの私を見て、みんな、
「なんや、またこれか!」
「みじめ、みじめ!」
正式名、国立ロイヤル シェイクスピア劇場は、シェークスピアの故郷、
ストラトフォード アポン エイヴォン (エイヴォンは川の名前) にあり、
ピンクの厚い絨毯が敷き詰められ、豪華なシャンデリアきらめき、モ
ーニング姿で決めた紳士やイブニングドレス優雅な淑女方が休憩時
間にバーでカクテルを傾けていた。
それにしてはお芝居の舞台装置、衣装があまりに粗末なので首を傾
げていたら、シンディーが、
「シェークスピア劇場は立派な舞台からではなく、裏町のガラクタを集
めて庶民を楽しませるところから始まったのよ。
この作品はその時代の背景のままで上演されているの。」
また余談だけど、シェークスピアの時代の人々は衣服を縫い込んで
着ていたので、年に一度、5月の衣替えの時にお風呂に入っただけ
なんだって。
あの時代独特の衣装の、首の周りにある襞(ひだ)のたくさんついた
襟は、汚れるとぐるっと回していたそう。
”6月の花嫁” という言葉の語源もそのへんから。
5月にお風呂に入ってきれいになったところで結婚式を挙げたらしい。
正真正銘の歴史的事実だってよ。
そういえばアニメで、ロンドンの町を少年が桶を担いで歩きながら、
「お風呂〜 お風呂〜」
とか叫んでいる場面があった。
彼の仕事は、部屋の真ん中に出されたバスタブに、沸かしたお湯を
運んで注ぎ込むこと。
つまり、よく映画でも見るように、この種の西洋式風呂に入った人は、
泡だらけのお湯の中から出てそのまま体をバスタオルでくるんで拭い
てしまうということがわかる。
流しがないんだから。
それは一般の家庭でも同じだったよ。
風習の違いって面白いね。
ごめんねー、話が逸れてばっかりで。 (ノ´∀`*)
オックスフォードの学生生活
舟遊び

パンティングと呼ばれる舟遊びをするオックスフォード大学
学生たち(絵葉書)

舟遊びする子どもたち



レッスン風景

教室と担任

がんばってまーす

シェークスピアの生家(たぶん)と
正装日本人男子たち

ウーン… 馬子にも…かも…
(一応、誉めている)
* 閉じる前に、ランキング投票をお願いしますねー
いつもありがとう。

下り、シェークスピア劇場での観劇、ロンドンのコンサート、セントジャ
イルズ フェア、いくつものパーティーのうちにまたたく間に終わってし
まった。
クラスの担任は、カナダ人の美人教師、シンディー。
日本式の ”先生” という呼び方は、ヨーロッパ、アメリカではタブーで、
「ティーチャー!」 と尊敬のつもりで呼ぼうものなら、
「私にはこれこれという名前がちゃんとあります!」 と怒られてしまう
そう。
先生と生徒に限らず、年上であろうと年下であろうとみんな呼び捨て
なので、初めは変な気がしたけど、
慣れるとなかなか親しみがあっていいんよ。
ただ、日本人同士で 「みや!」 だの 「さだお!」 なんて呼び合って
いると、恋人同士みたいでハッと気恥ずかしくなったこともある
けど、(私だけかぁ (´-`).。oO)
生意気な男子を呼び捨てにできるのはいい気分。
でもそこで日本の “さん付け” はいいなあと思うようにもなった。
恋人であれ夫婦であれ、“○○さん” と恥らって呼んでみるところに
デリケートな心模様が伺えるというもの。
呼び捨てには
”どんなに親しくても人はそれぞれ別個の人格である”
という、微かな尊敬の色味を添えた微妙な距離感のようなものがない
ような気がするんだ。
上の人も下の人も男女も関係なく、みんな平等ですっごく親しいって
いうのもいいかも知れないんだけど、
呼び方ひとつでその人とその人の間にある、それぞれ雰囲気の違う
空気がパシャッと消えてなくなってしまうような…。
うまく説明できないけど、味気ないっていうのかなー…
ウン、一言で済ますならそんな感じ。
日本で女が男の人、特に上司や先生を呼び捨てにしたら、きっと特別
な関係と思われるか、そうでないなら 「生意気だ」 って言われるよね!
英語に「行ってらっしゃい」「いただきます」「ごちそうさま」「ごくろうさま」
がないのも、何か物足りない気がした。
「グッド デイ!」 (いい一日を!) とか言ったりすることもあるけど、
それは 「いってらっしゃい」 のように決まった言い方ではなくて、
「バーイ」 (さよなら) とか 「スィーユー」 (またね)、
「おかえりなさい」 も、「 ハーイ」 (やあ) 、「ごちそうさま」 も
「サンキュー」 (ありがとう)など、他の場面でも使う言葉と共用してい
る。
こういう、その時その時にピッタリの気持ちをさり気なーく表す日本の
言葉って、いいよね。
シンディーはさすがに初心者クラス担当。
言葉でわからないところを実演で理解させよとしてか、実に表情と
ジェスチャーが豊かな先生だった。
鼻の下にうっすらと生えたうぶ毛をそのままにしていたので、なぜそう
なのか聞いてみたかったけれど、ぐっとがまん。
外人女性の中にはよくそういう人がいた。
特にイスラム圏の女性は肌に刃物をあてるのを禁じられているとかで、
彫りの深い端整な顔立ちに黒ヒゲは、奇妙なものがある。
彼女たちにとっては自然で少しも変ではなく、変に思う方が変なんだ
ろうね。
もっとびっくりしたのは、ノースリーブを着た時に、外国人女性の中に
は脇の下が自然のままになっている人がかなりいたこと! (◎皿◎)
基準ておもしろいね。
誰が決めるんだろう。
おっちょさんたちの家庭滞在先のお昼に呼ばれて出された、ご飯を
牛乳で煮て、いちごジャムを乗せていただくお料理にもびっくりしたけ
ど。
そういえば、メキシコ人の仲間に呼ばれてメキシコ料理をごちそうにな
った時は、茹でた小豆にタバスコをかけて食べていたのに驚いた。
彼らにしてみたら、小豆を砂糖で煮てあんこにすることの方がずっと
「ゲーッ」って感じかもしれないね!
シェークスピア劇場にての観劇には、日本人参加者全員揃って申し
合わせたように正装。
いつもとおんなじシャツに、今は貸し自転車のペダルに引っかけて継
ぎ当て付きの胸当てジーパンの私を見て、みんな、
「なんや、またこれか!」
「みじめ、みじめ!」
正式名、国立ロイヤル シェイクスピア劇場は、シェークスピアの故郷、
ストラトフォード アポン エイヴォン (エイヴォンは川の名前) にあり、
ピンクの厚い絨毯が敷き詰められ、豪華なシャンデリアきらめき、モ
ーニング姿で決めた紳士やイブニングドレス優雅な淑女方が休憩時
間にバーでカクテルを傾けていた。
それにしてはお芝居の舞台装置、衣装があまりに粗末なので首を傾
げていたら、シンディーが、
「シェークスピア劇場は立派な舞台からではなく、裏町のガラクタを集
めて庶民を楽しませるところから始まったのよ。
この作品はその時代の背景のままで上演されているの。」
また余談だけど、シェークスピアの時代の人々は衣服を縫い込んで
着ていたので、年に一度、5月の衣替えの時にお風呂に入っただけ
なんだって。
あの時代独特の衣装の、首の周りにある襞(ひだ)のたくさんついた
襟は、汚れるとぐるっと回していたそう。
”6月の花嫁” という言葉の語源もそのへんから。
5月にお風呂に入ってきれいになったところで結婚式を挙げたらしい。
正真正銘の歴史的事実だってよ。
そういえばアニメで、ロンドンの町を少年が桶を担いで歩きながら、
「お風呂〜 お風呂〜」
とか叫んでいる場面があった。
彼の仕事は、部屋の真ん中に出されたバスタブに、沸かしたお湯を
運んで注ぎ込むこと。
つまり、よく映画でも見るように、この種の西洋式風呂に入った人は、
泡だらけのお湯の中から出てそのまま体をバスタオルでくるんで拭い
てしまうということがわかる。
流しがないんだから。
それは一般の家庭でも同じだったよ。
風習の違いって面白いね。
ごめんねー、話が逸れてばっかりで。 (ノ´∀`*)
オックスフォードの学生生活
舟遊び

パンティングと呼ばれる舟遊びをするオックスフォード大学
学生たち(絵葉書)

舟遊びする子どもたち



レッスン風景

教室と担任

がんばってまーす

シェークスピアの生家(たぶん)と
正装日本人男子たち

ウーン… 馬子にも…かも…
(一応、誉めている)
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いつもありがとう。
2008年
07月01日(火曜日)
2−22 マリアの失恋
マリアが妻ある人と知らず、うちのクラスのベネズエラ人ロベルトを愛
してしまったことも大事件だった。
ロベルトはしょっちゅう日本人クラスメートに混じって私たちの半地下に
遊びに来ていたんだけど、
マリアといいムードになってしまったんだ。
ふたりが私の知らない言葉で話しているのを見て、
「アルゼンチンとベネズエラは離れているのに、どうして同じ言葉を話
すの?」
と聞いて笑われたり、
インスタントラーメンのスープのすすり方の練習をさせている間はよか
ったんだけど、
ある日、キッチンに入ったとたん、隅っこのテーブルで食事をしながら、
彼の膝の上でふざけているマリアを見て私はドギマギ。
クラスでシンディーがロベルトに、「奥さんはいつこちらに来るの?」
と聞いたのを思い出したからだ。
私は苦しくなったよ。
マリアは知っているんだろうか? 彼が結婚していること。
日本人仲間に相談すると、
「知っててやってるんだろ。
外人はそういうところ、さっぱりしてるんじゃないか?」
でも私には、彼のことで子どものように目を輝かせたり、彼がロンドン
大学へ行ってしまうため、やがてやってくる別れを悲しがっているマリ
アを見て、どうしても火遊びをしているとは思えなかった。
ある夜のこと。
彼女のためと信じて、私はロベルトが既婚者であることを知っているの
かどうか、マリアに思い切って聞いた。
思った通り、彼女は何も知らなかったんだ。
「信じられない…。
彼はとてもまじめな人なのに…。」
その日から、マリアは病気になって寝込んでしまった。
私は責任を感じて何度も謝ったけど、
「いいのよ。言ってくれてありがとう。」
それから私たちの看病が始まった。
タオルを冷たいのと取り替えたり、食事を作ったり、マリアの知り合い
という人を探して大学中を訪ね歩いたり。
彼女に頼まれた買い物をしに2キロ先のサマータウンに買い物に行
った帰り道など、ついでに仕入れた野菜、缶詰、飲み物などの入った
袋を両手に下げて歩いていたら雨がザーザー降ってきて、傘なしで
ずぶ濡れになっちゃった。
「困ったことがあればいつでも来いや。
こういう時こそ、日本女性の良さをわかってもらういいチャンス。
しっかり看病せえや。」
と言ったおっちょさんの言葉を思い出し、(”荷物を持つのを手伝って
もらおう” なんて甘い考えを起こし)道を外れて彼のホームステイ先
に行けば、そういう時に限って留守!
また来た道を戻って、手をキリキリ痛めてびしょ濡れで帰って来た私
をマリアは抱きしめて、
「オー! ミヤ! どうして買い物やめて帰って来なかったの!
ばかね!」
面と向かって問われてもなお、既婚者であることを否定し続けたロベ
ルトだったけど、
マリアが 聖書を持ち出して来て 「誓えるか」 と聞くと、
とうとうそれ以上、何も言えなくなり…
マリアの恋は終わったのだった。
ミニ オックスフォード案内
郊外の川沿いの風景



舟に乗っていると、こんな場面にも…。

川のほとりの牧場

休暇に川下りを楽しむ人たちの舟

なぜ流れがこんなに穏やかなのか、不思議でしょ。
この間、世界不思議発見だったかで紹介してたけど、テムズ河では、
段差をこうして水位を上げたり下げたりして調節しながら船舶を
運航させているんだよ。

上のイラストの真ん中部分。
水をジャバジャバ注ぎ込んでいるところ。
右手前に見えるのが、水が満ちるのを待つ舟。

完了すると仕切りが開けられ、舟が出て行く。
行ってらっしゃ〜い!
オックスフォード / ブロード ストリート

絵葉書。
右に見える変わった建物がシャレドニアン シアター。
コンサートも開かれるが、名誉ある学位授与式はここで行われる。
この通りには有名な ブラック スミス という本屋さんもある。

同じ場所にいるよ

シャレドニアン シアター 建物アップ

オックスフォード大学生たちのいる ブロードストリート風景
左は、BALLIOL カレッジ

BALLIOL カレッジ入口付近 木は上の写真と同じ木

学位授与式の日
カレッジにより、ガウンとマフラー(と呼ぶかどうかは不明)
の色が違う

通りを反対側から見る。
シャレドニアン シアター(左)から、学位授与式を終えて数人の
学生たちが通りに出て来たところ。
(左下で白マフラーを付けている人や、横断中の赤いガウンと
黒マフラーの人)
子どもを抱いている人もいるね!
* 観光案内の写真には、後で撮ったものも混じっています。
* 閉じる前に 今日も右上の投票箱の中の項目をクリックして
投票 お願いしますねー (´ー`)
←月に1回投票の 「ネット小説ランキング」
こちらは 30日に1回。 過去30日まだの方は 一押し お願いします。
( 初回だけ確認画面が出るので、それをただ閉じてこのページに戻り
もう一度ボタンを押すと、晴れて投票画面に行けます。 ありがと〜 )
してしまったことも大事件だった。
ロベルトはしょっちゅう日本人クラスメートに混じって私たちの半地下に
遊びに来ていたんだけど、
マリアといいムードになってしまったんだ。
ふたりが私の知らない言葉で話しているのを見て、
「アルゼンチンとベネズエラは離れているのに、どうして同じ言葉を話
すの?」
と聞いて笑われたり、
インスタントラーメンのスープのすすり方の練習をさせている間はよか
ったんだけど、
ある日、キッチンに入ったとたん、隅っこのテーブルで食事をしながら、
彼の膝の上でふざけているマリアを見て私はドギマギ。
クラスでシンディーがロベルトに、「奥さんはいつこちらに来るの?」
と聞いたのを思い出したからだ。
私は苦しくなったよ。
マリアは知っているんだろうか? 彼が結婚していること。
日本人仲間に相談すると、
「知っててやってるんだろ。
外人はそういうところ、さっぱりしてるんじゃないか?」
でも私には、彼のことで子どものように目を輝かせたり、彼がロンドン
大学へ行ってしまうため、やがてやってくる別れを悲しがっているマリ
アを見て、どうしても火遊びをしているとは思えなかった。
ある夜のこと。
彼女のためと信じて、私はロベルトが既婚者であることを知っているの
かどうか、マリアに思い切って聞いた。
思った通り、彼女は何も知らなかったんだ。
「信じられない…。
彼はとてもまじめな人なのに…。」
その日から、マリアは病気になって寝込んでしまった。
私は責任を感じて何度も謝ったけど、
「いいのよ。言ってくれてありがとう。」
それから私たちの看病が始まった。
タオルを冷たいのと取り替えたり、食事を作ったり、マリアの知り合い
という人を探して大学中を訪ね歩いたり。
彼女に頼まれた買い物をしに2キロ先のサマータウンに買い物に行
った帰り道など、ついでに仕入れた野菜、缶詰、飲み物などの入った
袋を両手に下げて歩いていたら雨がザーザー降ってきて、傘なしで
ずぶ濡れになっちゃった。
「困ったことがあればいつでも来いや。
こういう時こそ、日本女性の良さをわかってもらういいチャンス。
しっかり看病せえや。」
と言ったおっちょさんの言葉を思い出し、(”荷物を持つのを手伝って
もらおう” なんて甘い考えを起こし)道を外れて彼のホームステイ先
に行けば、そういう時に限って留守!
また来た道を戻って、手をキリキリ痛めてびしょ濡れで帰って来た私
をマリアは抱きしめて、
「オー! ミヤ! どうして買い物やめて帰って来なかったの!
ばかね!」
面と向かって問われてもなお、既婚者であることを否定し続けたロベ
ルトだったけど、
マリアが 聖書を持ち出して来て 「誓えるか」 と聞くと、
とうとうそれ以上、何も言えなくなり…
マリアの恋は終わったのだった。
ミニ オックスフォード案内
郊外の川沿いの風景



舟に乗っていると、こんな場面にも…。

川のほとりの牧場

休暇に川下りを楽しむ人たちの舟

なぜ流れがこんなに穏やかなのか、不思議でしょ。
この間、世界不思議発見だったかで紹介してたけど、テムズ河では、
段差をこうして水位を上げたり下げたりして調節しながら船舶を
運航させているんだよ。

上のイラストの真ん中部分。
水をジャバジャバ注ぎ込んでいるところ。
右手前に見えるのが、水が満ちるのを待つ舟。

完了すると仕切りが開けられ、舟が出て行く。
行ってらっしゃ〜い!
オックスフォード / ブロード ストリート

絵葉書。
右に見える変わった建物がシャレドニアン シアター。
コンサートも開かれるが、名誉ある学位授与式はここで行われる。
この通りには有名な ブラック スミス という本屋さんもある。

同じ場所にいるよ

シャレドニアン シアター 建物アップ

オックスフォード大学生たちのいる ブロードストリート風景
左は、BALLIOL カレッジ

BALLIOL カレッジ入口付近 木は上の写真と同じ木

学位授与式の日
カレッジにより、ガウンとマフラー(と呼ぶかどうかは不明)
の色が違う

通りを反対側から見る。
シャレドニアン シアター(左)から、学位授与式を終えて数人の
学生たちが通りに出て来たところ。
(左下で白マフラーを付けている人や、横断中の赤いガウンと
黒マフラーの人)
子どもを抱いている人もいるね!
* 観光案内の写真には、後で撮ったものも混じっています。
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2008年
07月08日(火曜日)
2−23 スーパーマン日本男児
口は悪いけどめんどうみのいい親分肌のおっちょさんは、名物日本人。
某一流大学哲学部卒。空手何段。
ずんぐりむっくりでたいしてイケメンでもないくせに、どういうわけか
外人女性に大モテ。
授業で日本の紹介として空手を紹介した時、
「カラテ イズ ノット ファイティング。
イト イズ ヒロソヒー、 ストップ ザ ウォー。」
(空手は闘争ではない。哲学だ。それは戦争をストップするものだ)
と言って、シンディーに感動を与えたのがそもそもの始まり。
その後シンディーの家でやったパーティーには、腕をふるって天ぷら、
すきやき、湯豆腐をプロ並に仕上げ、その上、空手を見せてくれとせ
がまれ、
「これは本来は見せ物ではないんですよ」
などとうそぶきながらも、精神を集中して厚い板を見事に割ってしまっ
たので拍手喝采。
その上、日本の歌が聴きたいという要望に応えてギターを弾けばこれ
がまた、日本の曲からロックまで、ボロロン、ボロロン一級品。
とうとう、「ヨシオは料理もうまいし、空手も強いし、ギターも弾けるし、
何でもできて、まるでスーパーマンみたい」
と、ますます (外人女性に) もてたんだけど、
「名声が落ちてはいけない」 と、歌だけは決して歌わなかった。
ところが彼が日本へ帰る前、相棒の “ちゃんちゃんこさん” こと定夫
さんとスコットランドの旅に出る前にやったお別れ会には、
いっしょのホームステイ先のイタリア人の女の子たちが日本人に教
わった “岬めぐり” と “からすなぜ鳴くの” を歌ったあと、
「どーしてもヨシオの歌が聴きたい」 と言って聞かず、おっちょさんは
仕方なく、“妻を恋ゆる歌” を唸(うな)ったんだけど…
イタリア人の女の子たちは、それはそれはけげんそうな顔をしていた。
定夫さんとのスコットランド旅行では、途中でジュースが飲みたくなり、
バスの停車中にスーパーでオレンジジュースを買ったら、それが濃縮
ジュース。
次のストップで牛乳のパックらしいのを買ったら、それが生クリーム。
二人とも飲むに飲めずに、喉をカラカラにしてへたばっていると、
後の座席で一部始終を見ていた老夫婦が家に呼んでくれ、ご馳走し
て一晩泊めてくれたとか、
どこかの町で、鳩にパンをやっていたら、浮浪者が寄って来て、
「鳩になんかやるなら俺にくれ」
と、パンを全部取られちゃったとか、
あまりスーパーマンらしくない旅をして来たみたい。
このおっちょさんが、帰国前に言った。
「外人の女の子は、きれいなのもおるけど、あいつら、男といっしょに
楽しもうって方が先なんやな。
やっぱり日本女性が一番ええな。
ええか、しっかりせえや。
おまえとひろとはどうも頼りなくて見ておれん。
俺は帰るけど、困ったことがあったらちゃんちゃんこに何でも相談せえ
や。
あいつは日本でも一流会社に就職スッと決まって、あの若さで責任
ある仕事なんでも任されてる、しっかりした頼りがいのあるやっちゃ。
俺からもよー頼んどくさかいな。」
「はーい。」
旅先で出会った、つかの間の仲間たち

おっちょさんの帰国を前に、おっちょさんとちゃんちゃんこ
さんがスコットランド旅行に発つところ。
パイプ先生も途中までいっしょのもよう。

「ほなな、行ってくるわ」 「いってらっしゃ〜い」

なんだかんだ言っても、いい同国人仲間だったさ。
え? 恋がなくて残念だったって? ウーン … … …
(たぶん私が子どもっぽかったので、誰も女と見なかった)

この頃出した、祖母宛て絵葉書の裏面
(どんなことを考えていたのかわかる)
今日も投票、お願いしますねー

↑ ランキング投票箱の一番上のと同じです。 プチンと押しください。
おしらせ
*前号で紹介した、ブロードストリートにあるカレッジは、
クライストチャーチ カレッジではなく、BALLIOL カレッジでした。
クライストチャーチ カレッジの内部 (ダイニングルームなど) は本当
にハリーポッターの撮影に使われたかモデルになったかなんだけど、
そのカレッジがあるのは、別の場所だった。
あまりたくさんカレッジがあるので (40以上) どれがどのカレッジ
だったか、写真を見ても今でもわからないのがあるんだ。
ごめんね。
ということで、前号のその箇所をちょっと書き直して違う内容にした
ので、もう一度見て下さい。
*スポット観光編 Vol. 6 イギリス/ ブレナム宮殿 新記事載せました。
そこの広〜い庭は、私のだ〜〜い好きな場所なので、そっちも見てね。

某一流大学哲学部卒。空手何段。
ずんぐりむっくりでたいしてイケメンでもないくせに、どういうわけか
外人女性に大モテ。
授業で日本の紹介として空手を紹介した時、
「カラテ イズ ノット ファイティング。
イト イズ ヒロソヒー、 ストップ ザ ウォー。」
(空手は闘争ではない。哲学だ。それは戦争をストップするものだ)
と言って、シンディーに感動を与えたのがそもそもの始まり。
その後シンディーの家でやったパーティーには、腕をふるって天ぷら、
すきやき、湯豆腐をプロ並に仕上げ、その上、空手を見せてくれとせ
がまれ、
「これは本来は見せ物ではないんですよ」
などとうそぶきながらも、精神を集中して厚い板を見事に割ってしまっ
たので拍手喝采。
その上、日本の歌が聴きたいという要望に応えてギターを弾けばこれ
がまた、日本の曲からロックまで、ボロロン、ボロロン一級品。
とうとう、「ヨシオは料理もうまいし、空手も強いし、ギターも弾けるし、
何でもできて、まるでスーパーマンみたい」
と、ますます (外人女性に) もてたんだけど、
「名声が落ちてはいけない」 と、歌だけは決して歌わなかった。
ところが彼が日本へ帰る前、相棒の “ちゃんちゃんこさん” こと定夫
さんとスコットランドの旅に出る前にやったお別れ会には、
いっしょのホームステイ先のイタリア人の女の子たちが日本人に教
わった “岬めぐり” と “からすなぜ鳴くの” を歌ったあと、
「どーしてもヨシオの歌が聴きたい」 と言って聞かず、おっちょさんは
仕方なく、“妻を恋ゆる歌” を唸(うな)ったんだけど…
イタリア人の女の子たちは、それはそれはけげんそうな顔をしていた。
定夫さんとのスコットランド旅行では、途中でジュースが飲みたくなり、
バスの停車中にスーパーでオレンジジュースを買ったら、それが濃縮
ジュース。
次のストップで牛乳のパックらしいのを買ったら、それが生クリーム。
二人とも飲むに飲めずに、喉をカラカラにしてへたばっていると、
後の座席で一部始終を見ていた老夫婦が家に呼んでくれ、ご馳走し
て一晩泊めてくれたとか、
どこかの町で、鳩にパンをやっていたら、浮浪者が寄って来て、
「鳩になんかやるなら俺にくれ」
と、パンを全部取られちゃったとか、
あまりスーパーマンらしくない旅をして来たみたい。
このおっちょさんが、帰国前に言った。
「外人の女の子は、きれいなのもおるけど、あいつら、男といっしょに
楽しもうって方が先なんやな。
やっぱり日本女性が一番ええな。
ええか、しっかりせえや。
おまえとひろとはどうも頼りなくて見ておれん。
俺は帰るけど、困ったことがあったらちゃんちゃんこに何でも相談せえ
や。
あいつは日本でも一流会社に就職スッと決まって、あの若さで責任
ある仕事なんでも任されてる、しっかりした頼りがいのあるやっちゃ。
俺からもよー頼んどくさかいな。」
「はーい。」
旅先で出会った、つかの間の仲間たち

おっちょさんの帰国を前に、おっちょさんとちゃんちゃんこ
さんがスコットランド旅行に発つところ。
パイプ先生も途中までいっしょのもよう。

「ほなな、行ってくるわ」 「いってらっしゃ〜い」

なんだかんだ言っても、いい同国人仲間だったさ。
え? 恋がなくて残念だったって? ウーン … … …
(たぶん私が子どもっぽかったので、誰も女と見なかった)

この頃出した、祖母宛て絵葉書の裏面
(どんなことを考えていたのかわかる)
今日も投票、お願いしますねー

↑ ランキング投票箱の一番上のと同じです。 プチンと押しください。
おしらせ
*前号で紹介した、ブロードストリートにあるカレッジは、
クライストチャーチ カレッジではなく、BALLIOL カレッジでした。
クライストチャーチ カレッジの内部 (ダイニングルームなど) は本当
にハリーポッターの撮影に使われたかモデルになったかなんだけど、
そのカレッジがあるのは、別の場所だった。
あまりたくさんカレッジがあるので (40以上) どれがどのカレッジ
だったか、写真を見ても今でもわからないのがあるんだ。
ごめんね。
ということで、前号のその箇所をちょっと書き直して違う内容にした
ので、もう一度見て下さい。
*スポット観光編 Vol. 6 イギリス/ ブレナム宮殿 新記事載せました。
そこの広〜い庭は、私のだ〜〜い好きな場所なので、そっちも見てね。

